ニュースリリース

企業情報 2008年04月04日

日新、ハノイに、カーワゴン・サービス会社を設立
~ベトナム国鉄と鉄道貨車を共同開発、合弁で鉄道輸送事業に参入~
(ベトナムで外資初の鉄道輸送合弁会社を設立、環境にやさしいモーダルシフトを推進)

 

(株)日新(本社=横浜市、筒井 博社長)は、このたび、ベトナム・ハノイに、カーワゴン・サービスを中心とした鉄道輸送を専業とする合弁会社「NR GREENLINES LOGISTICS CO.,LTD.」(以下、グリーンラインズ社)を設立した。


このカーワゴン・サービスは、ベトナム国有鉄道(VNR)の「ヴィジョン2020」に基づくサービス拡大の先陣を切る事業として、VNRの全面的なバックアップを得てスタートした。
今年6月までにハノイ-ホーチミン間貨物列車のデイリー・レギュラーサービスを実現する。

日新とVNRの取引は10年に及んでおり、長年にわたる取引とそこで培われた信頼関係から、一私企業である日新が事業パートナーとして選ばれたもの。

日新は、旧ソビエト時代からシベリア鉄道でのカーワゴン・サービスを手がけたパイオニア企業であり、現在は、カナダ国有鉄道(CN)との業務提携を通じ、北米でのカーワゴン輸送を行うなど、これらの実績が買われたものでもある。

グリーンラインズ社は自社のデザインで完成車輸送用ワゴンを開発し、その製造をVNRの子会社であるザーラム鉄道車両会社へ委託、本格製造に入った。

試験輸送を重ね、ダメージフリーな輸送手段として、その優れた品質が日本の大手自動車メーカーにも認知された。主な特徴は次のとおり。
 ・貨車の構造デザインを向上。背高車両の積載を可能に。大型ワンボックスカーの輸送にも対応。
 ・完成車のみならず、リターナブルパレットボックスを利用した高付加価値工業製品の鉄道輸送にも対応。
 ・トンネル通過を考慮し、かつ積載効率を極大化するため、低床ボディ・二階床を折畳み方式に。
 ・タイヤ止めを改良し、鉄道輸送の安全性を飛躍的に高めた。
 ・輸送中に発生するさまざまな揺れや衝撃対策を行い、積載完成車にも優しい構造を実現。
 ・ハノイ-ホーチミン間を72時間で運行し、鉄道輸送によるリードタイムの定時性を実現。

また、自動車メーカーやディーラーに対し、より高付加価値のサービスを提供し、顧客満足度を極大にするため「カー・プール(鉄道貨物ターミナル)」を設けることとしており、整備を急いでいる。

さらに、先進国では普通のサービスとなっている「ロジスティクス企業によるPDI(納入前検査)サービス」を提供するため、同施設の併設を進めているところである。

カー・プールとPDIセンターはハノイとホーチミン、さらにダナンに開設され、メーカーおよびディーラーへの即納体制を敷く計画であり、カー・プールとメーカー工場・ディーラー間のトラックによる陸送サービスも提供する。

これらの付帯サービスは、グリーンラインズ社の優先代理店であるベトナム日新が担当し、メーカー工場からディーラーまでの一貫輸送取扱サービスを提供することとなる。

南北に長い国土(約1800km)を持つベトナムにおいては、鉄道輸送が理想の輸送手段である。同時に鉄道搬送はCO2排出を抑える環境にやさしい輸送手段でもある。
こうした観点から新会社は、日新とVNRの協力によって、自動車メーカーなどにこれまでの搬送手段からの「モーダルシフト」を積極的に提案していく戦略だ。

将来的には、貨物輸送の鉄道へのモーダルシフトを加速させるため「ICD(内陸コンテナ・デポ)の建設および港湾区域との拠点間輸送、さらに中国やカンボジアとの一般貨物ICDとの幹線区間輸送サービス」などを視野にいれている。

トランス・アジア鉄道構想のもと、中国とインドシナ諸国を結ぶ「産業大動脈」の結節点としてVNRの位置づけは今後、ますます高まっていくであろう。
 

<新会社概要>
会社名 : NR GREENLINES LOGISTICS CO., LTD.
所在地 : 1F, Thng Long Building, 115 Le Duan Street, Hoan Kiem District, Hanoi, Vietnam
資本金 : 1,000,000 USD
出資者 : 日新51%、Railway Transport and Trade Joint Stock Company 49%
代表者 : 廣沢 健
営業種目 : 鉄道輸送サービス、鉄道貨物・コンテナターミナル運営、鉄道貨車製造、その他
営業開始 : 2008年5月

以  上

本件に関するお問い合わせ (Contact)

株式会社 日 新 営業推進部
〔電話〕03-3238-6549(ダイヤルイン)

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